スプリンターズステークス①

　秋のGⅠシリーズ開幕に向け、ぼちぼち更新頻度を上げて生きたいと思う。まずは第１弾スプリンターズステークス。なかなかの好メンバー。構図的には春の安田記念同様香港勢VS日本勢か。ただ、秋初頭ということでどの馬も間隔があいている点が気がかり。夏使ってきた馬がサイレントウィットネスやデュランダル、アドマイヤマックスあたりと互角に戦えるか。これを第１のキーワードとしたい。

　とりあえず、GⅠ勝ちのアルカルストンライトオはアイビスサマーダッシュで一叩きしているのでここでは扱わない。あくまで上がり馬という観点で見てみる。

　まずはアイビスサマーダッシュで前記カルストンを倒したテイエムチュラサン。その前走はカルストンとの８キロ差や馬場のよい大外をキープできた利があったことも考えると、カルストンよりは下の評価が妥当か。父も勝っているこのレースだが、娘にはまだ荷が重そう。

　続いてマルカキセキ。春から順調に使い込まれ前走セントウルステークスで３着。明らかに力をつけているが、逆に本番へ向けてのこれ以上の上積みは考えにくい。また、これまで勝ち星を挙げてきているのが中京、京都、小倉とすべて直線が平坦のコースであることが気がかり。ゴール前に急坂が待ち受ける中山コースはこれと真逆の特性を持つ。最後に足が止まる危険性が大だ。

　そのセントウルステークスの勝ち馬ゴールデンキャストは好走と凡走がはっきりしている馬で前走はよい結果が出た方だ。ただ、これまでの実績からGⅠの壁を破るほどのパンチ力は感じられない。リキアイタイカン、ギャラントアローも同様。

　函館スプリントステークスの勝ち馬シーイズトウショウは逃げて結果を残してきた馬で、これも急坂の中山コースは向いてない。

　残る有力どころは中山を比較的得意とするシルキーラグーンは、好不調の波のはっきりするブライアンズタイム産駒。好調の波にあるなかで休養に入り、今回が休み明け。種牡馬特性から考えるとこのローテーションはよいとはいいがたい気がする。

　結論としては、GⅠ組み有利のレースとなるといったところだ。

オールカマー、神戸新聞杯他。

　まったく当たらず。ここ１ヶ月はいいところなし。
　オールカマーは逃げると思われたコイントスの出遅れにより超スローペース→上がりの競馬という予想外の展開。ただ、それに対応したホウキパウェーブはさすが。２着◎グラスボンバーとは地力の差がはっきりと出た形となった。

　神戸新聞杯はディープインパクトの強さのみが光った。２着シックスセンス、３着ローゼンクロイツという結果を見る限り、春と勢力図に変化も見られない。この時点でこの力量さ、ディープインパクトの３冠は濃厚といってもよい結果だ。

　HTB賞はとりあえずハートランドヒリュの頑張りをほめておく。

オールカマー、神戸新聞杯他。

　久々に更新。まずはオールカマーから。これといっって抜けた馬がいない以上、台風迫る今の馬場に適した馬を上位に見る。

　３連単　１−７−４,５,６,８,１０

　中山コースに強く、重馬場も得意、夏場に力をつけて本格化したグラスボンバーを１番手、荒れた中山の馬場を舞台とする有馬記念で３着のあるコイントスを２番手に。

　続いて神戸新聞杯

　３連単　９−１０−４,５,６,８,１３

　ディープインパクトは仕方ないとして問題は２番手以下。夏の上がり馬が存在しない以上、春の勢力がそのまま繰り上がりになると見るのが普通。だが、思い切ってマチカネキララを抜擢する。大事に育てられた良血馬ここで力を見せることを期待。

　最後に札幌HTB賞

　３連単　８−９−３,７,１０,１１,１３

　逃げ馬がそろってペース激化はまぬがれない。先行争いを見ながら競馬のできるコスモテナシャスにとって競馬をしやすい展開になるはず。ハンデ戦ゆえ２番手に軽ハンデ馬を持ってきて一ひねり。

アイビスサマーダッシュ、札幌記念他

　全滅。土日で１本的中ペースが続く。

　新潟・アイビスサマーダッシュは２−３−４着という結果。しかも、１着のテイエムチュラサンは前走で◎を打っていた馬なのに今回は無印というちぐはぐっぷり。前走の出遅れをもっと重視していればあるいは買えたかも。

　札幌・札幌記念はサイレントディール惨敗で馬券的には見所なし。ヘヴンリーロマンスは絶好調だな。これまでは勝ちきれないイメージが強かったのに。だが、秋を迎えてもこのままいくかどうかはまだわからない。

　小倉・平尾台特別も攻めの◎ジョーアルデバランが撃沈。でも、１、２着は順当かな。

アイビスサマーダッシュ、札幌記念他

　今日は強気に。

　新潟・アイビスサマーダッシュ
　３連単　１０−１２−１,５,８,１１,１３

　実績最上位、持ち時計も抜けているカルストンライトオだが、休み明けに加え５９キロ、最内枠と不安材料も多い。もちろん、それを差し引いてもこのメンバーに敵はいないかもしれない。しかし、負ける可能性も多く秘めている。◎絶好調ウェディングバレー、○安定度抜群スピニングノアールで高配当を狙う。カルストンライトオが４着以下に沈めばさらによし。

　札幌・札幌記念
　３連単　１１−５−１,２,３,６,９

　能力はあるものの乗り難しいサイレントディールを◎に。外枠から気分よく先行させることができれば十分やれるはず。○絶好調エリモハリアー。

　小倉・平尾台特別
　３連単　１−１２−３,４,５,６,９

　調教方法を変えた前走で３着といきなり結果を出したジョーアルデバランから。怒りの連闘フィールドルーキーも外せない。人気を落としたリキアイヤマノオーも距離延長が吉と出そうで穴候補に。

瀬波特別他

　今日は９〜１２までのレースを購入。的中は札幌の１２R３連単のみだが、プラス収支。とりあえず、各場のメインのみ振り返る。

　新潟・瀬波特別
　３連単　１５−３−１,４,８,９,１４

　３番トラストジュゲムと１５番セフティーミキオーの２頭が抜けているのは明らかだったが、もろに裏目となる。しかも次位では１番有力だったウィンプレジールは休み明けを理由に無印にしてしまった。堅いと思ったらそれに徹するのも必要ということか。

　小倉・西部スポニチ賞
　３連単　８−５−１,３,１０,１１,１２

　なんと頭にすえたビッグサウンドは最下位。小倉コースの相性を重視したのだが、完全に戦略ミスだ。サンデー産駒は相変わらず強い。

　札幌・大雪ハンデキャップ
　３連単　１２−４−１,３,６,７,１０

　思い切ってサンエムテイオーを本命にするが、３着まで。

クイーンステークス・小倉記念他

　9〜12レースで的中ゼロという散々たる結果に終わる。久々に負け越しだ。

　札幌・クイーンステークスは危惧したとおりダンスインザムードが気性面での脆さを見せ、ハイペースを演出してしまった。その結果、次位グループにいた馬たちが台頭してきた。開幕週で馬場状態が良好なため、いくらハイペースとはいえ後方からでは届かない。3コーナーからマクリ気味に上がっていったレクレドールの鞍乗蛯名の好判断が光る。ダンスインザムードは敗れたとはいえ抑えるよりは気分よく行かせたほうがよいと思う。立ち直りはきっかけひとつか。デアリングハートはラインクラフト、シーザリオとの比較で実際強いのだろうけど、もしかしたら2、3着が多いタイプかも知れない。人気でも馬単や3連単の頭にするのは危険かも。

　小倉・小倉記念はゴール前接戦となったが、終わってみれば小倉巧者メイショウカイドウがトップハンデをものともせずに勝利した。軽ハンデ馬を外から差しきっての勝利だから、コース適性のみならず能力が違うといえる。以下4着まで順当で、◎ニホンピロキースはまだまだ力が足りなかった。

　新潟・関越ステークスは小倉同様のハンデ戦でゴール前激戦だがこちらは荒れ模様。◎シアトルユーは位置取りがやや後ろ過ぎたか。マイネルモルゲンは新馬以来のダート戦、10キロ増、オルレアンと前でやりあう展開で4着なのだから、能力は示せた。