スプリンターズステークス②

 今回は日本のGⅠ馬3頭の力関係について。
 まずは昨年のスプリンターズステークスの覇者カルストンライトオ。夏に1度たたいてのローテーションは他の2頭と比べて有利。その前走も敗れて強しといえる内容だ。父ウォーニングは高齢になっても活躍する馬が多いのもポイント。それでも昨年ほどの勢いが感じられないのが気がかりで、なおかつ今回同脚質の馬が多いのもネックになりそう。GⅠ御用達血統の他の2頭よりは下の評価とする。


 続いてアドマイヤマックスデュランダル。ともにノーザンテースト×サンデーサイレンスという配合。サンデーサイレンス産駒で国内GⅠを6歳以上で制したのはアドマイヤマックすただ1頭。GⅠ勝ちするような強い産駒は早めに引退してしまうほとんどのため、一概にはいえないがサンデー産駒の成長力という点では留意する必要がある。アドマイヤマックスが例外だというのはおそらく母父ノーザンテーストの成長力が関係している気がしてならない。だとすると、同じ6歳デュランダルもチャンスありと見てよいであろう。
 安定度でデュランダルのほうが上だろうが、9ヶ月の休み明けがきになる。さすがにこれだけ間隔があいていきなりのGⅠというのは不利であろう。
 一方でアドマイヤマックスだが、成績にむらがありすぎる。高松宮記念のようにはまれば突き抜けるだろうが不発の恐れも当然ある。現時点では2頭は互角の評価としておく。


 国内では◎候補にアドマイヤマックスデュランダル。連下にカルストンライトオとする。