スプリンターズステークス③

 今回は香港の有力2頭について。今さらいうまでもなくサイレントウィットネスは世界レベルの実力馬で、しかもこの距離負けなしの16勝をあげている。負けた2戦はともにマイルでそのうちの1戦が安田記念の3着。初の海外遠征、不得意の距離でなおかつ展開が向かなかったにも関わらずの成績なのだから、日本の馬場への対応力もばっちり。父エルモキシーは日本では馴染みがないが、ミスプロコンキスタドールシエロの仔で快速馬のイメージ。そしてそのイメージ通りの結果をこれまで出してきている。有力な1頭であることは間違いない。ただ、展開が味方するかどうかだ。現時点での当方の見解としては差し馬有利なので、その点で勝ちきるかどうかは疑問。

 ケープオブグッドホープはこれまでサイレントウィットネスに先着したことがない以上、勝負付けは済んでいるとみてよい。父インチノーはやはり日本では馴染みにないし、その父アホヌーラも同様。もしかすると意外な日本の馬場適性を見せるかもしれないが……