毎日王冠、京都大賞典

 メイショウカイドウは小倉巧者のイメージが強いが東京コースでも1−2−0−1となかなかの相性で、1800mは適距離でもある。なによりも連勝モードに入ると手がつけられないスキャン産駒。ここでも通用すると見た。2着に鉄砲実績抜群のバランスオブゲーム


 3連単 8−6−1,3,4,5,10



 京都大賞典どの馬から入るかがポイントとなりそう。たたき3戦目で走りごろのチャクラから。2着は穴血統チーフベアハート産駒マーブルチーフを大抜擢。


 3連単 9−8−1,3,5,6,12

土曜札幌9レース

 実はこのレース3連単994,490円馬券を的中させた。結果論になってしまうが、予想方法を振り返ってみる。
 人気になっていたのはニシノブラッサムとピサノキャニオン。いずれもサンデーサイレンス産駒で現級で好走もしている。人気になるのも当然だが、条件戦で好走しても勝ちきれないサンデーは次でも勝ちあがれないことが多い。したがって、これらの評価を下げ、他の馬を軸にすることに。
 候補は昇級初戦で惨敗した馬か昇級直後の馬。デインヒル産駒でスピード能力の高いエミナは夏バテ気味の前走からの巻き返しが期待できる。鞍上後藤も心強くこれを軸に。やはり鞍上が松永と頼りになるセレスアドラーブルを2着に。コマンダーインチーフ産駒は勝ちきれないまでも安定して走ってくれるので昇級初戦でも2着ならありうるだろう。
 以下、ヒモに現級の安定勢力スリーリサイタル、サクラファロス、ピサノキャニオン、シナーラ、そしてやはり昇級のトーセングレイス。前述ニシノブラッサムは無印。
 この5点で的中させた。


 ポイントとしては現級で勝ちきれない馬よりも昇級馬か、昇級初戦で惨敗した馬を軸にすること。案外他でも応用できるはずだ。

スプリンターズステークス他

 土日の予想をまとめて振り返る。まずは土曜。中山秋風ステーク巣は頭に据えたトールハンマーが3着。正直、この相手ならと思っていたのだが、勝ち味に遅いエリシオ産駒らしい結果。
 阪神ポートアイランドステークスタニノマティーニをヒモにまわしてしまったのが敗因。秋競馬初頭は北海道帰りを買うのがセオリーだったのに。
 札幌2歳ステークスは堅い結果で出る幕無し。時に1勝馬が実績馬を上回る結果を出すレースなのだが今回は例外ということか。

 日曜札幌STV賞の1着馬は当然の結果。ひねったこちらが悪い。ただ、2着はどうしたって買えない。
 阪神シリウスステークスは2−3−1着。フサイチコンコルド産駒の休み明けはやはり要注意だった。
 そしてスプリンターズステークス。3−2−1着という結果。差し馬有利と見ての買い目でそして結果としてそういう流れだったのだが、それでもなお先行して勝ったサイレントウィットネスはこちらの想像以上の強さの持ち主だった。海外の実績馬は評判倒れになることが良くあるが、この馬はそんなことはなかった。脱帽の結果。


 ……と、これだけ書くと惨敗のようだが、実は他のレースで圧勝した。これは別に記してみたい。

スプリンターズステークス他

 いろいろあったので、前日の省察は後ほど。まずはスプリンターズステークス。週中にいろいろ考察した結果、◎候補は3頭。サイレントウィットネスデュランダルアドマイヤマックスだが、展開を考えた上でハイペース→最後の急坂で失速の恐れがあるサイレントウィットネスよりも日本のGⅠ馬2頭を上位に取る。そして内で包まれる恐れのあるデュランダルよりも外でスムーズな競馬ができるであろうアドマイヤマックスを◎。展開不利でも実績に敬意を表して○サイレント。意外と人気のない実績馬プレシャスカフェキーンランドスワンをヒモ穴に。

3連単 12−13−1,4,5,8,10


 次に阪神シリウスステークス。波乱の起こりそうなハンデ戦。軽ハンデミリオンベルを頭に。圧勝か惨敗のフォーティーナイナー産駒だから2、3着付けするよりは1着に。阪神を得意としていることも好印象。トップハンデ57・5でも○マイネルモルゲンは仕方のないところ。穴は久々にダートを使うエイシンチャンプ

3連単 10−8−2,3,4,9,13


 最後に札幌STV賞。徐々に調子を上げつつあるゴールデンブレーブから。一叩きしたジョイントスターズを○に。絶好調ブリリアントグレイの53キロはいかにも有利だが思い切って3番手に。

3連単 2−7−6,8,10,11,15

札幌2歳ステークス他

 スプリンターズステークスは一旦措いといて、明日のレースを。まずは中山。

 3連単 2−4−1,3,5,10,16

 上がり馬が多数存在するレース。ウェディングバレーの重賞2着が光るがあくまで直線競馬のもので、過信は禁物。ここはセオリー通り北海道帰りの馬から。2番手に堅実スピニングワールド産駒を。


 続いて阪神

 3連単 6−12−1,3,9,10,13

 有力3歳馬が休み明け初戦で古馬重賞の壁にぶつかった。それなら着実に力をつけてきたマヤノシャドーから。高齢になっても衰えないどころかむしろ力をつけることもある晩成傾向のウォーニング産駒ということでさらなるレべルアップも期待して。2着も古馬から。休み明けの実力場アルビレオを。


 最後に札幌2歳ステークス。

 3連単 7−13−2,4,5,11,12

 実績ならオープン、あるいは重賞勝ちのあるモエレジーニアスアドマイヤムーンだが、1勝馬でも通用するこの重賞、思い切ってニシノロドリゲスを抜擢。3歳牝馬でGⅠ3勝の福永と種牡馬1年目でいきなり重賞ウィナーを出したアグネスタキオン産駒という今年を象徴するかのようなコンビ。劇走を期待する。

スプリンターズステークス③

 今回は香港の有力2頭について。今さらいうまでもなくサイレントウィットネスは世界レベルの実力馬で、しかもこの距離負けなしの16勝をあげている。負けた2戦はともにマイルでそのうちの1戦が安田記念の3着。初の海外遠征、不得意の距離でなおかつ展開が向かなかったにも関わらずの成績なのだから、日本の馬場への対応力もばっちり。父エルモキシーは日本では馴染みがないが、ミスプロコンキスタドールシエロの仔で快速馬のイメージ。そしてそのイメージ通りの結果をこれまで出してきている。有力な1頭であることは間違いない。ただ、展開が味方するかどうかだ。現時点での当方の見解としては差し馬有利なので、その点で勝ちきるかどうかは疑問。

 ケープオブグッドホープはこれまでサイレントウィットネスに先着したことがない以上、勝負付けは済んでいるとみてよい。父インチノーはやはり日本では馴染みにないし、その父アホヌーラも同様。もしかすると意外な日本の馬場適性を見せるかもしれないが……

スプリンターズステークス②

 今回は日本のGⅠ馬3頭の力関係について。
 まずは昨年のスプリンターズステークスの覇者カルストンライトオ。夏に1度たたいてのローテーションは他の2頭と比べて有利。その前走も敗れて強しといえる内容だ。父ウォーニングは高齢になっても活躍する馬が多いのもポイント。それでも昨年ほどの勢いが感じられないのが気がかりで、なおかつ今回同脚質の馬が多いのもネックになりそう。GⅠ御用達血統の他の2頭よりは下の評価とする。


 続いてアドマイヤマックスデュランダル。ともにノーザンテースト×サンデーサイレンスという配合。サンデーサイレンス産駒で国内GⅠを6歳以上で制したのはアドマイヤマックすただ1頭。GⅠ勝ちするような強い産駒は早めに引退してしまうほとんどのため、一概にはいえないがサンデー産駒の成長力という点では留意する必要がある。アドマイヤマックスが例外だというのはおそらく母父ノーザンテーストの成長力が関係している気がしてならない。だとすると、同じ6歳デュランダルもチャンスありと見てよいであろう。
 安定度でデュランダルのほうが上だろうが、9ヶ月の休み明けがきになる。さすがにこれだけ間隔があいていきなりのGⅠというのは不利であろう。
 一方でアドマイヤマックスだが、成績にむらがありすぎる。高松宮記念のようにはまれば突き抜けるだろうが不発の恐れも当然ある。現時点では2頭は互角の評価としておく。


 国内では◎候補にアドマイヤマックスデュランダル。連下にカルストンライトオとする。